職場の先輩、後輩が全く勉強してない
上司から勉強させるよう指示される
そんな経験ありませんか?
今回は、自己学習・勉強をさせるべきか否かを書きました。これを見れば勉強をすすめた方が良いのかすっきりすると思います。
勉強(情報収集)が必要な理由
初めて担当する疾患の場合
- どのような疾患なのか?
- リスク、禁忌、画像所見など重要事項確認
- 疾患に対する理学療法の知識 などなど
この辺の医学的知識に関しては
新人、ベテラン問わず初めて担当する疾患の場合は調べる事が必要
このレベルでは勉強というより、情報収集。医療を行う上で当たり前の事。
ここを疎かにしている場合は、しっかり勉強させる事をすすめます
患者が良くなるには、必ずしも勉強は必要ない

上記の勉強(情報収集)はやっていたとしてさらに自己学習するべきか?
- 自己学習はあくまでも方法論の1つ
治療に難渋した際の方法のひとつとして自己学習があります
ただ、自己学習だけが患者をよくできる手段のひとつではありません
- 他人に相談するのも患者を良くするのに重要な手段
自分ひとりの経験に頼るのではなく、他人に頼る事のほうが早く患者に還元できることは多々あります。
中堅~ベテランの人は独り立ちしてできていると勘違いしている場合がありますが
時には他人の意見も聞きつつより良い治療を提供できるよう努めるべきです。
周りの自己学習好きな人がいると思いますが、圧倒的に臨床力がありますか?
意外とそういう人より
コミュニケーションが上手で、自然と患者と打ち解けているセラピストの方が知識はなくても治療がうまくいくケースはよくあります
治療効果と知識の量は比例せず、様々な因子によって治療効果が生まれていると認識すると良いと思います
そもそもなんのために勉強するのか?
- 人生の大半は仕事 楽しい時間を過ごしたい
人生の中で仕事の時間はとても長いです。その仕事の時間を楽しい時間にしたいのなら積極的に勉強するべきだと思います。
できないことはつまらないです。
勉強する→経験を増やす→できることが徐々に増えていくと
仕事の時間は有意義な時間になると思います
なので自己学習は患者のためではなく「自分のため」にやるものです
自分のために自己学習
患者のためには他人との連携、病院全体で患者を診ることが大切
最後に
私自身、育児もあるので仕事の勉強ばかりする時間は正直あまりないです
今まで自分の好きな時間に自己学習していた方は、結婚して、子供が生まれるなどライフスタイルが変化することで自己学習が進まないこともあると思います
そこで、それぞれのリハビリ科の共通認識があると良いのではと考えています
共通認識とは
- 大まかな評価の流れ
- 症状に対する解釈 などです
実際に治療するのはセラピストそれぞれですが
リハ科全体の知識経験を持って治療に取り組めばよりよいサービスの提供につながると考えています
これに関しては、また別の記事で紹介します。
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