運動習慣ありますか?という質問は病院やジムに行くとよく聞かれることだと思います。では、この運動習慣とは何を指すのでしょうか?
ここでいう運動習慣とはスポーツやトレーニングだけではないのです。家事や通勤での徒歩、駅の階段、仕事内容も運動習慣に含まれます。
高齢者の場合、女性の方が家事をやってる分何もしてないと言う割に運動量・活動量を確保できていることがあります。男性の場合はリタイアした後急激に活動量が低下してしまうこともよくあります。
この運動習慣にはMETsという指標があり、スポーツや筋トレと家事、日常生活の比較に便利です
運動量の目安メッツ(METs)とは
メッツ(METs)とは身体活動の強度を表す単位で、安静時(横になったり、座って楽にしている状態)を「1」とした時と比較して、何倍のエネルギーを消費するのかが分かります。
METsのカロリー計算式
メッツ×実施時間(時間)×体重(㎏)×1.05=消費エネルギー(kcal)
例えば60キロの人が30分ウォーキングした場合、ウォーキングのメッツ数は3.5なので
3.5×0.5時間×60kg×1.05=110.25kcalとなります
ダイエット目的だとウォーキングだけでなく、同じメッツ数でも筋トレをする事をおすすめします。筋トレだと見た目が引き締まり、代謝がよくなるなどウォーキングと同じカロリー消費でもその他の効果もあるのがメリットです。
日常生活のメッツから考える事
問診すると、クライアントの活動量がだいたい把握できます。この活動量はトレーニング種目、負荷、時間などを考える参考になります。
普段ウォーキングをよくする人でも筋トレはあまりしない場合は、同じメッツ数でも運動様式が異なります。なので筋トレをする体力はあっても体の状況を確認しながら指導していく事が重要になります。具体的には関節の可動域や左右のバランス、運動のフォームなどがチェックポイントです。
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